2016.11.30 09:17茶盆のこと茶盆というと、なんだか 仰々しい感じですが、お茶道具がのってるもの。と、思ってください。ひとり分の茶器をのせるお茶スペースとしても、お茶席でお茶を淹れる結界的なスペースとしても、勿論茶器を並べる場としても重宝するのが、茶盆です。そのままお盆やトレーを使うのもよし。大きめのお皿や陶板を使うのも良し。木の板を使うもよし。なくてはならないという道具ではないのですが、ついつい数が増えてゆきます。これ、茶盆...
2016.11.28 08:24隻手音声 声なき声をきく隻手音声とは禅の言葉で理屈や分別に固執しているうちはダメで、言葉を超えたところに、説明できないところにあるものをみよ。音や声は耳で聴くものと云う固定観念を捨て去り、音声を目や鼻や肌、全身全霊で受け止めることが大切なのだ。とお茶もそうなのかもしれません。そのお茶を淹れる理由も、そのしつらえも、淹れる所作も、理由があるけど、くどくどいわないのがいいかもしれない。でも、情報社会で生活する我々は、つい自分...
2016.11.25 02:42白い茶壺 琵琶湖の土の急須いろいろな茶壺がありますが、白系で気にいる茶壺には、なかなか出会えないでいます。焼き締めですと、土の色があるので、白は難しいようです。磁器ものなら、ぐっと選択肢が広がりますが、なかなかぐっとくるものにであえなかったり・・・そんな中、私の手元にきた白い茶壺。気がつけば、全て日本のものでした。琵琶湖の底の泥からつくられたという白い急須は、驚くほど軽いものです。それで淹れるお茶は円やかすぎず、キリッとし...
2016.11.24 07:24ミルクティーの宇宙お茶にミルクを足してミルクティー。ちゃんとした紅茶の席では、主人がミルクも砂糖も入れてサーブするので、手元にきたお茶はすっかりミルクティー色になっています。が、自分で淹れるときは、カップの中のマーブルをたのしめます。お茶とミルクが混ざってゆく、一瞬の景色。そして、2度とないものそれは、宇宙の銀河にも、ブラックホールにも、台風の目にもみえる。一瞬の景色で、あっという間にミルクティー色いっしょくになっ...
2016.11.23 03:42葉をたのしむことお茶をのむというと、その抽出液へ注目があつまります。香りや味わい、茶水の色などでも、淹れる前の茶葉を愛でるのも、たのしみのひとつ姿をたのしんで、香りもたのしんで。淹れたとき、どんな味わいになるのか想像したり、時には、その茶葉の来歴をきいて、生い立ちを想像してみたり。お茶のたのしみは無限です。
2016.11.23 02:51季節をかんじること幼いころは季節の移り変わりを、それほどは感じていませんでした。なんとなく寒くなって、なんとなく寒くなっての繰り返しといつのころからでしょうか。季節の移り変わりを感じ、こころをうごかされるようになったのは。日本の四季は、実におおきくかわり、日々違う姿をみせてくれます。些細な変化にこころをうごかす。とても贅沢で素敵なことだと思いますそんな変化を感じながらお茶をする。そして、その感じていることを、しつら...
2016.11.21 16:28触感テレビを見ていたら、人の感覚の中でも、触れることから得る情報はとても多くて特殊なのだとか。お茶の道具の中でも、茶杯は特にそれらのことがダイレクトに伝わってくるものだと思う。茶杯を選ぶとき、そのデザインはもちろんですが、口あたりからも随分と味わいがかわるようだ。ザラザラのもの、ツルツルのもの、薄いもの厚いもの、のみ口がカーブしているもの、真っすぐなもの、手にした時の感覚からも、お茶の印象がかわる。大...
2016.11.20 06:30寒くなると飲みたくなるお茶朝夕の寒さが厳しくなるころ飲みたくなるお茶焙煎が効いたお茶が飲みたくなります。焙煎が重いというと、焙じ茶か?となりますが、日本の焙煎茶と、台湾などの焙煎茶は少しちがいます。日本の場合は、比較的短時間で火入れをしてゆき、香ばしい香りをたのしむ。これは、家庭でもできるので、私も時々たのしんでいます。焙じたてのアツアツの茶葉にお湯をかけた、あの瞬間にたちこめる香りがだいすきです。一方、台湾の焙煎のお茶は...
2016.11.19 15:28地球にやさしい中国茶交流会12月10日、11日に開催の地球に優しい中国茶交流会https://ecochakai.jp/両日ともtea stylist蓮芯として、ツーコン茶席に参加の予定です。10日は台湾の紅茶をおたのしみいただきます。
2016.11.19 08:32茶壺お茶を淹れるときその味わいを左右するアイテムのひとつに『茶壺』があります。お茶をはじめたばかりの頃は、茶壺なんて、みんな同じでしょ。なら、見た目重視で。と選んでいました。でも茶壺によって、味わいも香りも微妙にちがうと気付きました。何年も経ってから。そして、茶葉と茶壺の相性もいろいろあるのだと気付いてから、お茶を選ぶことと、茶壺を選ぶこと。それがそのときの気分のらしつらえに合っているのか考えること。...
2016.11.19 06:06その日のお茶はお茶を淹れるとき、毎回欲するものがちがいます。その日の気分や体調、気候や時間帯によってもちがってきます。お茶とひとことでいっても、その種類は実に多く、味わいも千差万別同じ名称のお茶でも、生産者や時期がちがうと、特徴も変わってゆきます。そんな、沢山のお茶の中から、その時のお茶を選び、淹れ、味う。気分とお茶がピタリとあったときは、至福のときです。お茶を味わう器も…それは、また今度にしましょう