色いろ 菜花
色いろ 菜花
菜の花(なのはな)は、アブラナ科アブラナ属の花の総称。
春先、蕾が開き始めた菜の花を食べるのが、この時期の楽しみだが、菜の花にはカロテンやビタミン、カリウムや鉄などの栄養が豊富に含まれている。
中でも特筆すべきもののひとつが、ケンフェノール。
ケンフェロールとは、ポリフェノールの1種で、体内に余分なものを蓄積させないように働きかけるだけではなく、溜まってしまったものを体外へ排出したり、燃焼させる作用があることも明らかにされている。
もうひとつは、イソチオシアネート
菜花の独特な苦味は、イソチオシアネートという成分によるもの。ワサビや大根にも含まれているアブラナ科特有の成分で、血液をサラサラにする効果があり、近年は抗ガン作用が高いことでも注目されている。
辛味成分のイソチオシアネートには、貧血予防や血行不良を改善させる効能がある
春の苦味
春には、菜の花をはじめ、ふきのとうやセリ、山菜など、苦味のある食材が多く、年齢とともに、それらの苦い食べ物を好むようになった。
春の苦味を欲するのは、動物的に自然なことらしい。
人間(動物)は、寒さを乗り越えるために、冬に脂肪を蓄えるのだが、春になりため込んだ脂肪を排出するべく、脂肪を活性化するポリフェノール(苦味)を摂取して新陳代謝を高め、老廃物を排出するという。
ということで、春に苦い菜花などを食べたくなるのは、自然な活動とのこと。
食べる前に、席に添えて愛でながら一服
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