2017.05.26 02:28紫 桑の実熟した桑の実暗い赤紫の、この色は、英語名そのままの「マルベリー」という色名がついているらしい。桑の実は桑酒として果実酒の原料となり、ジャムにして食される。その果実は甘酸っぱく、アントシアニンをはじめとする、ポリフェノールを多く含んでいる。古代から染料としても使われていた。桑というと、蚕が食べる葉桑の葉を食べる蚕の体は白く、そこから出される絹糸も白いのに、この実はこんなに濃い色をしていて、なんだか不...
2017.05.18 08:54今どきのしつらえ先日、東京国立博物館で開催中の「特別展 茶の湯」http://chanoyu2017.jp/をみてきました。国宝や重文級の茶道具がズラリと並び、圧巻。そして、日本の茶の湯の流れに沿って展示され、それぞれ、そのころの情勢や好みなども交えられていて、大変濃い展示でした。常々、茶の湯のしつらえと私の思う現代中国茶のしつらえと、共通する部分、違う部分を考えていますが、今回の展示で、ひとつ気付いたものが。そ...
2017.05.12 06:47紫 クレマチス紫にもいろいろありますが、濃い赤紫のクレマチスクレマチスの花言葉は、「精神の美」ツルが細いのに関わらず、鮮やかで大きな花を咲かせることから。 旅人の喜び聖母マリアが誕生したばかりのキリストを抱いてエジプトへと渡った際、クレマチスの茂みで休息をとったと言われることからや、ヨーロッパの宿では旅人が快適に宿泊できるように、宿の玄関にクレマチスを植えて迎えたという風習があったことに由来また、「策...
2017.05.09 09:24野点日和野でお茶をする野点爽やかな時期となり、野点にオススメのころです。外でお茶をするのは、いつでも気持ちが良いのですが、暑すぎても寒すぎても辛いもので、もちろん雨が降っていると、なんだか気分も晴れやかにならず...やはり、春や秋が良いようです本「二十四節気の中国茶席のしつらえ」でも書いていますが、野点はそこにしかない楽しみがあり、本当に気持ちがよい。