テーブルウェアフェスティバル「今宵、月の下で茶の…」
テーブルウェアフェスティバル2019
テーブルウェア大賞のテーブルコーディネートコンテストで、経済大臣賞大賞をいただきました。
コンテストの準備や解説については、ブログに記しましたので、ご覧ください
今回の受賞は、本当に思いがけないことで、大変驚いています。
今までは、色々な下心もあり、何かしらアピールしようとギラついていたのですが、今回は、久しぶりということもあり、お茶の時間って、こういう楽しみかたもあるのだということ、を好きなようにしつらえて、「自分の表現」を楽しんだ作品でした。
ですから、コンセプトの文章も、自己満足的な部分が多く、とても賞を狙えるような内容ではないだろうと…後で読み返すと、恥ずかしくなるようなものです。
テーブルウェア大賞への応募は、今回で十数回目を数え、入選したものは、特別審査部門のものを入れると、ちょうど10作品目となります。
昔のものをみかえすと、私も随分成長したし変わったなあと思います。
以前は、もっと、アピールしてやろうとギラギラしていたし、色々と盛り盛りでした。
今も、ついつい盛り盛りになってしまうのですが、今回のテーブルコーディネートでは、コーディネートとしての評価より、テーマをどう表現したかという部分が評価されたのではないかなあと思っています。
いつ頃からだったか、定かではないのですが、テーブルコーディネートについて、「器を見栄え良く並べる」から「テーブルコーディネートという方法で、何かを表現をする」に、考えが変わったときがあります。
それは、お茶会においても同様で、自分主催のお茶会では、「美味しいお茶を淹れて、ワイワイたのしむ」から、「お茶を介して、さまざまな表現をしてゆく」にかわりました。
もちろん、ワイワイたのしく美味しいお茶をするのは、今でも大好きですし、お茶することで、様々なことをリセットする瞬間も好きです
ですが、昨今は、毎週のように何処かしらで中国茶のお茶会が開かれています。
そんなで、自分だけのお茶会とは?と考えたときに、お茶を介して、何かしら伝えたいことを込めるということを大切にしたいと思うようになり、大がかりなお茶会を開くときは、メッセージ的なものを入れるようにしました。
それは、お茶会のテーマにも、お茶のメニューにも、しつらえにも、あらゆるところに入れます。
それが、お客様に伝わるかはわかりませんが、いらしてくださった方々が、何かしらを感じていただけると嬉しく思います。
お茶のテーブルコーディネートは、そんな「何かを伝える」ツールのひとつであって、本当にそのチカラが発揮されるのは、そのコーディネートで、実際にお茶をしながら、言葉や心を交わしたときだと思います。
そして、そのときのお茶は、同じものは2度となく、「お茶会」では、その一瞬一瞬がかけがえのないときだと思います。
今回のテーブルウェア大賞受賞は、今まで思ってきた、「自分のお茶の会」というものが、間違いではないよ。と誰かに言ってもらえたようで、とても嬉しく、励みになりました。
これからも、「自分の思うお茶」を、求めてゆきたいと思います。
こんなときに頭に流れるのは、
♫Call me a dinosaur
マネできんだろう
今を生きるのさ
人知れず進化して♫ の歌
私も、古いくさいねとか言われようが、自分の思うことを磨いて磨いて、少しずつ進化させてゆきたい
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