日本の美意識5 あはれ|cha-bliss
「自然をもとにした日本の美意識」5 あはれ 平安初期は中国大陸から新たに持ち込まれた密教に国家の安泰を願い、調度品や食事の形態、陰陽五行思想を基にした都造営まで舶来品であふれていた。「国風文化」といわれるが、平安朝の生活の土台となるものは、日本独自で生まれたものではなく、渡来したものをリノベーションしたものが中心であった。当時の都の暮らしから「宮ぶる」「みやび」といった、宮廷風の暮らしをあらわす語がうまれ、「雅」は現在では優雅さや上品で奥ゆかしい様子などをあらわす美意識として定着している。 みやびやかな宮廷生活では、女流文学が盛んになり、清少納言や紫式部といった、多くの女性らによっ
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