茶海のこと その2

お茶の道具を揃えるとき、まずは茶壺、そして、茶杯、それから小物類を揃えていって、ひととおり揃うと、また違う茶壺と茶杯が欲しくなる。
で、気がつくと、茶壺と茶杯のバリエーションはけっこうあるのはけど、茶海や小物類はほとんどいつも同じだわ。
なんてことがあります。
私が中国茶をはじめた10年以上昔だと、売っている茶海のバリエーションも少なくて、そんなの当たり前でした。

あるとき、お茶のコーディネートをしようと思い、初めて、自分の中でも茶海をおろそかにしていたことに気がつきました。

そのとき初めて、こだわりの茶海を探しまわったことをよくよく、覚えています。

茶壺や茶杯などと違って、脇役だし、なくても良いような茶海
だからでしょうか?
ついつい後回しになってしまうのですが… 

こだわりだすとキリがないものです。

めだちすぎてもよろしくないし、かといって、存在感もそこそこあるのでしつらえと合わないものだと逆に目立ってしまう。
小さな茶杯へ的中させて美しく注ぎ分けるという機能を考えると、持ったときの感覚や、水切れの良さも求めたいところです 

そうして、お茶の道具を見るときに、茶海に使えるものを探す、「みたて」もたのしみとなりました。

ミルクピッチャーや片口、急須などなど茶海として使えるものはたくさんあるものです。

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