いろいろな観音様

1月のサロンではいろいろな鉄観音をたのしんでいただきました。
寒い時期でもありますので、焙煎の効いたものを。

・台湾で買った鉄観音は、店主の方によると茶葉は安渓産のもの(2014年)
・同じく、安渓の茶葉を使い、台湾で焙煎されたという自然生態の鉄観音(2017年)
この2つは、よく似ているのですが、甘く澄んだ優しい味わいが、滋賀の向源寺の十一面観音が思い浮かんでいました
・木柵鉄観音で焙煎もしっかりされたもの。
2017年春のものと、同じお店の木柵鉄観音2012年冬のものを比べていただいたりもしました。
この木柵は、しっかりした熟した果実の香りがあり、私は断然寝かせたものの方が落ち着いて美味しいと思っています。
こちらの木柵は、正統派の木柵!という感じで、サロンにも飾った薬師寺の聖観音のような…と想像しながら、毎回淹れていました。

・30年前の陳年の鉄観音

・安渓の野生の葉を使った昔ながらの焙煎がかなりされた鉄観音
味わいも、その姿も力強く、煎を重ねるほどに甘味を増すお茶で、何故か三月堂の不空羂索観音が思い浮かびました。
・ほうじ茶感覚のジャンクな鉄観音をミルクティーにもしました。
・猫空で買ってきていただいた木柵鉄観音(2017年)はとても品の良い鉄観音で、狩野芳崖の観音像のような感じでした(少々過剰かもですが。www)
できれば、もう少し寝かせてから開ければよかったと思います。

などなど、その日によって少しづつ茶譜はちがいますが、私自身、いろいろな鉄観音をじっくりたのしむ、良い機会になりました

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日々のお茶の時間を そのときを想う cha-bliss 茶・至福のとき