いろ色 赤い曼珠沙華

秋のお彼岸のころによくみられる彼岸花
この花には毒性があり、とくにその球根の毒は死に至ることもあることから、あやまってくちにしたときにあの世(彼岸)にいってしまうことから「彼岸花」というとか。。。
その毒のおかげで地中のモグラやネズミよけになるために、昔から田んぼの畦によく植えられてきました。
田んぼの畦よりも、私の記憶ではお墓にあって、このころはお墓に赤い花がゆらゆらと咲いていて、あれは死体の血を吸って赤くなるんだよ。
などと脅されました。
お墓に植えられているのも、やはりその毒性からで、土葬していた頃は死体を動物などに掘り荒らされないように植えられていたそうです

「彼岸花」といってしまうと、どうしても、そんなおどろおどろしいことが浮かんでしまうのですが、
何故か別名の「曼珠沙華」と呼ぶと、神々しいような響きに思えてしまう。
これは、私はもっぱら、山口百恵さんが昔歌っていた曼珠沙華の歌が浮かぶからかもしれません。